錦江湾奥の地形

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姶良カルデラは約3万年前の巨大噴火にで出来たもので、火山本体は崩壊し、深くて巨大な直径20kmのカルデラ地形があとに残りました。海水が流入して、現在の錦江湾の地形となり、国内の内湾で唯一、水深200m以上ある錦江湾奥は地形的にも独特です。

landmap

 

神造島 / kamitsukuri-jima 寺山 / terayama 若尊鼻 / wakamikobana
神造島
kamitsukuri-jima
辺田小島、弁天島、沖小島の三島を称して神造島と呼び、海底から隆起した地層の中の流紋岩が年月をかけて削られた、珍しい地質が特徴。
寺山
terayama
鹿児島市吉野町にある寺山展望台は、海抜400mに位置し、北に霧島連山、眼下に錦江湾、そして正面に桜島を臨む絶景スポット!
若尊鼻
wakamikobana
霧島市の湾岸に面した場所にある若尊鼻。この先端には、ヤマトタケルがクマソ退治の際、ここから上陸したという伝説の祠があります。

 

神瀬 / kanze 高峠 / taka-touge
神瀬
kanze
桜島と鹿児島市の間にある瀬で、干潮時には白い灯台の下に砂浜が広がります。周囲にはサンゴ礁や藻場があり、魚も豊富。
高峠
taka-touge
垂水市の北東、標高722mの展望台。360度の壮大なパノラマビューを楽しめ、春には自生する10万本のサタツツジが山を彩ります。

 

海の中のカルデラ

今回の改正で新たに国立公園区域に追加された2万2千k㎡の「姶良カルデラ」
この場所の地形は、火山の巨大噴火によりできたものです。その噴火は約3万年前に起こりました。すさまじい勢いで噴出した火山灰は南九州の大地をみるみる覆い尽くし、さらに空一面に広がって日本全国に降り注ぎました。このとき堆積した火山噴出物は「シラス」と呼ばれ、鹿児島県から宮崎県南部にかけて100mほどの厚みで積み重なっている場所もあります。
この噴火で火山本体は崩壊し、深くて巨大な直径20㎞のカルデラ地形があとに残りました。そこに海水が流入して海の一部となり、現在の錦江湾の地形となったのです。このように海底にあるカルデラは「海域カルデラ」と呼ばれ、日本では勿論、世界でも例の少ない大変貴重なものです。
 

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 大昔、錦江湾の奥は海ではなく大きな火山がありました。  約3万年前、火山が超巨大噴火をおこします。この噴火で南九州一帯は火砕流で覆い尽くされました。  火山直下にあるマグマ溜まりの中のマグマがすっかり出てしまうと火山の真下に空洞ができました。  空洞では火山の重さを支えきれず、山体は崩壊し、大陥没をおこしました。  そこに海水が流れ込み、海となりました。その後、姶良カルデラの南のふちに桜島が現れ、現在の錦江湾の地形ができあがりました。